戦前の結婚生活を知る

Posted on 25 3月, 2014 in 結婚

戦前の結婚生活は、女にとって非常に暗いものであった。階層の上下を問わず、女は実家から婚家へと自分の意志とは無関係に移され、舅・姑に仕えて小姑のせわをし、夫の身勝手を忍ばねばならなかった。階層が下になれば、農家はもとより家事専業の主婦であっても、早朝から深夜までの労働が必要だった。避妊を禁じられていたので、七、八人の子供を生み、健康さえぎせいにしなければならなかった。
女の一生は「がまん」に尽きた。当時は太っている女はほとんどいなかったし、世帯やつれといって、結婚すれば汚なくなるものと相場がきまっていた。女はゑんな、今度生まれ変わるなら男だと思っていたものだ。
中流の、女中の一人二人もいて、やや恵まれた主婦を対象に、この苦しい結婚生活の合理的がまんのしかたを教えたのが、『主婦の友」であり、『婦人の友」であった。
昭和三十年代の主婦が、なぜ結婚生活を楽しいものと感じたかは、この暗い戦前との対比による。女の生活は確実に明るくなり、楽になったのだった。
しかもlここが大事なところだがl家のなかには、まだ手づくり家事が残っていて、主婦は自分の存在が、というより労働力が、家族によって大切であることを実感し得た。
子供や自分の普段着は、ミシンを使って縫った。良質の既製服がなかったので、体に合う服は洋裁店であつらえねばならない。普段着まであつらえていたら、夫がよほどの金
持ちでない限り、家計が破綻してしまう。外出着はあつらえ、普段着は手づくり、というのが一般であった。編み物もしかり、料理もしかり。
『暮しの手帖』には、和洋華のおいしい料理のつくり方が次つぎ紹介された。レストランへ行って味わうなど、ふつうのサラリーマン家庭では夢であったが、主婦に腕があれば、いながらにして安く味わうことができた。
昔ほどではなくても昭和の時代は辛い結婚生活だったようですが、今はかなり変わりました。素敵なパートナーを見つけてください。
どう変わったか、ご自分で体験してみてください。

参考:

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